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2025/11/17
【株式会社ヒューマンアイ通信】Vol.158 2025年 11月号
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☆ 株式会社ヒューマンアイ メルマガ Vol.158 ☆
2025年11月17日配信
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平素より格別のお引き立ていただき誠にありがとうございます。
現在弊社サービスをご利用いただいているお客様及び、以前ご訪問をさ
せていただきました企業様へ向けて、人材ビジネス関連の有用な情報をご
提供させていただく趣旨にて、本メールマガジンを配信させていただいて
おります。
今後の人材サービスの有効的なご利用への一助となれば幸いと存じます
ので何卒よろしくお願い申しあげます。
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1.ネパールで発生した大規模デモ
2.ちょっとブレイク
~お役立ち?・おもしろ情報のご紹介~
『趣味の時間取り』
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■1.ネパールで発生した大規模デモ
2025年9月、ネパール政府はオンライン上の誹謗中傷やサイバー犯罪を
規制するため、ネパール国内において正式な届出を行っていないSNSサ
ービスへのアクセスを遮断すると発表しました。
SNSの使用を禁止した政府へ対する抗議デモでは、300人超の死傷者が
出る事態となりました。
デモから数日後に禁止措置は解除されましたが、混乱を招いた責任を取
る形で首相が辞任を表明しました。
(1) Z世代・SNSの影響
反政府デモの死傷者の中には、警察官の発砲によって頭部を撃ち抜かれ
た10代前半の若者も含まれていました。
デモ隊の一部が暴徒化したことから、ネパールの首都カトマンズでは外
出禁止令が出され、軍が出動する事態となりました。
なぜ、事態はここまで広がったのでしょうか。
ネパール人の平均年齢は24~25歳頃で、この平均年齢はアジア諸国の中
でも非常に若く、若年層の多い国であることが特徴です。
平均年齢がおよそ50歳の日本と比較すると、その差に驚きを覚える方も多
いと存じますが、途上国では衛生環境や医療が脆弱な地域も多いことも相
まって、乳幼児の死亡率も高いことが珍しくありません。
また、ネパールのスマートフォン普及率は2025年の予測で100%を超えて
いるというデータもあり、日本の普及率がおよそ97%(2024年時点の予測)
ということを踏まえても、高い水準であることが分かります。
ただし、山間部の地域では電気や水道、ガスのインフラも整備されてい
ない場所もあることから、普及率のデータは信憑性が低いものとも考えら
れております。
これらのことから、ネパールの若者にとってSNSの利用は日常の一部
であり、突然のSNS規制に対し「表現の自由」や「情報を得る手段」を
奪われてしまったと、被害感情が高まったと考えられております。
背景には、政府の汚職疑惑、経済的閉塞感、若者の高い失業率など、広
範な不満が蓄積されていたことに加え、政権中枢部についていた有力政治
家の子息がヨーロッパの留学先のラグジュアリーホテルで、ハイブランド
の服や装飾品を身に纏ってパーティを繰り広げており、それをSNS上に
アップしていたことで、建前上の「誹謗中傷」や「サイバー犯罪」を規制
するとしたことがまやかしであったことから、大規模なデモに繋がったも
のと分析されております。
一方でネパール政府側は、偽アカウントを使った犯罪行為や、誤情報の
拡散、ヘイトスピーチの蔓延を抑え、プラットフォーム運営に対する国内
の責任を明確化するといった意図があったと説明しておりますが、前述の
内容からそれは有力政治家の子息や本人たちに、多くの若者には言い訳に
しかならなかったものと思われます。
上記のデモを受け発足したカルキ暫定政権の新閣僚2名が新たに就任し、
このうち青年・スポーツ相には社会活動家バブル・グプタ氏(28)が就き、
狙いとしては若者の意見を政策に反映させるための起用とみられておりま
す。
弊社では、9月時点で1,400名を超える外国籍スタッフが在籍しており、
その中でもネパール人が65%(約900名)を占めていることに加え、現地
には介護職の訓練校となるSEWA NEPAL(セワ・ネパール)を、
海外事業として運営していることから、今後も現地との連携を密に、状況
を注視してまいります。
(2)SNS規制の世界的な動き
ネパールで起きた反政府デモとSNS規制について触れましたが、世界
的なSNS規制の動きはどうでしょうか。
結論から言えば、世界各国でSNSをめぐる規制・監視・責任強化の動
きは活発化しております。
それでは、代表的な国や地域を整理いたします。
●アメリカ合衆国-----------------------------------------------------
ミシシッピ州ではSNS企業に「利用者に年齢確認の義務化」および、
「18歳未満の利用時は保護者の同意を得るよう義務付け」を課しています。
一方で、アメリカ政府は「政府によるオンライン表現の抑制はしない」
という立場を示しており、トランプ大統領自身も頻繁にSNSを用いて発
信していることから、デジタル言論の自由を重視していることが伺えます。
●中華人民共和国-----------------------------------------------------
インターネット全体が厳しく管理されており、SNSも例外ではありま
せん。政府による監視・検閲・実名制などが徹底されています。
具体的には、未成年保護の観点から利用時間の制限や「青少年モード」
の導入が義務付けられています。
また、SNSアカウント作成時に電話番号や身分証による本人確認が必
要となり、匿名投稿は原則不可となっています。
Facebook、Instagram、X(旧Twitter)、YouTubeなどはいずれも規制の
対象となっており、通常の通信経路ではアクセスすることはできません。
●ヨーロッパ諸国(地域)--------------------------------------------
各国でSNS規制の議論が活発に行われており、特に「子どものSNS
制限・禁止」について強化する動きが目立ちます。
規制の主な目的は未成年の保護で、有害コンテンツやアルゴリズムによ
る過剰な接触、依存症の抑止などです。
「どこまでプライバシーを担保できるか」「表現の自由をどこまで制限す
るか」という議論も活発に行われています。
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日本でもSNS規制に関する議論は度々起こりますが、近々に国政選挙
があったこともあり、より一層耳にする機会は増えました。
「言論と表現の自由」に対し、国がどこまで介入するかの線引きは非常に
難しく、先だって記述したとおり国際的な基準や考え方も様々です。
社会秩序の維持と言論空間の自由、そのバランスについて、皆さまはい
かが思われますでしょうか。
<文責:土浦営業所 菊地 翔太>
日経新聞:ネパール首相辞任 SNS禁止でデモ、19人死亡
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO91227860Z00C25A9FF8000/
日経新聞:ネパール暫定政権、Z世代デモ関与の28歳を閣僚に 史上最年少
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGM2735H0X21C25A0000000/
■2.ちょっとブレイク ━━━━━━━━━━━━━━・・・・・・・・・・・
~お役立ち?・おもしろ情報のご紹介~
『趣味の時間取り』
管理本部 総務課の藤本と申します。
皆さま、趣味は何?と1度は聞かれたり、友人と話し合ったりしたこと
はございませんか?
一昔前は参考書を読んだり、実際に体験してみて習得するような流れが
大半でしたね。
お金をかければたくさんのことを学べますが、今はSNSで得られる様
々な情報から、簡単に自分で学べるようになったのではないでしょうか。
かく言う私もその中の1人。インスタやYouTube等のSNSを見てはジェ
ルネイル(合成樹脂でできたジェル状の液体を爪に塗布し、LEDライトや
UVライトを照射して硬化させるネイルのこと)を色々と学んでいます。
さて、「趣味の時間取り」の話の前に、巷で流行っている趣味を確認し
てみましょう。また、みなさんはどのように自分時間を過ごしているので
しょうか。
私の友人は料理教室、ジム、ボクシング、家庭菜園だったり様々です。
年代別に見てみると・・・
【20代】手軽に始められSNS映えしやすく、友人と共有できる趣味
1.ゲーム(携帯ゲーム含む)
2.SNS
3.音楽・映画鑑賞
【30代.40代】家族子供との共有、自分時間の充実を意識した趣味
1.旅行
2.運動(登山・ゴルフ・ランニング様々)
3.在宅ワーク等ハンドメイド(副業としても)
【50代.60代~】健康や第二の人生、時間的余裕が影響
1.運動・トレーニング
2.旅行
3.音楽・映画鑑賞
さらに、
【私がオススメする趣味】
1.料理(美味しいものを手軽に楽しく)
2.英会話(インバウンドの影響で英語が身近に!)
3.ハンドメイド(手に職!)
と、他にも様々な趣味がありますし、趣味がないという人もいます。し
かしながら1日24時間しかない中で、社会人ともなれば日々の仕事も、家
事もあり、どこで趣味をすればという思いの方も少なくないのではと思い
ます。
よく耳にした「朝活」という言葉もありましたが、私の朝は余裕のある
時間もなく、朝5時に起きてもやることが多く趣味などできませんでした。
その為、私が今回ここでオススメするのは朝活でもなく、夜活ならぬ
「深活」です!そう、深夜にやるのです!!!!
誰にも邪魔されないという時間が一番のオススメポイントかと私はそう
感じています。
ルーティーンで効率よく進めて「自分時間」をつくる。その時間帯によ
り自分自身を見つめ直し、ストレスの軽減、リラックス・デトックス効果
も期待できるのです。
早めの就寝、深夜帯に起床し、短い趣味時間を行い、また就寝!そんな
時間帯を過ごしてみると、意外にも忙しい日々の中でもうまくまわるので
す。
もちろん、睡眠を削りすぎることはNG。眠気や体調不良のときは中止
翌日の体調を最優先に、今日は5分だけ・今日はお休みも翌日も心地よく
続けられることが大切です。
携帯を持っている手を置いて趣味、息抜きの時間を作りましょう。
仕事と趣味の両立をし、日々意欲的に過ごしてみてはいかがでしょうか。
自己充実感を得て、素敵なライフスタイルを確立していきましょう!!
<文責:管理本部総務課 藤本知子>
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発行責任者
株式会社ヒューマンアイ
管理本部 吉崎 佑
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