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2023/12/15

【株式会社ヒューマンアイ通信】Vol.135 2023年 12月号

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          ☆  株式会社ヒューマンアイ  メルマガ  Vol.135  ☆
                                           2023年12月15日配信

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   平素より格別のお引き立ていただき誠にありがとうございます。

  現在弊社サービスをご利用いただいているお客様および、以前ご訪問を
させていただきました企業様へ向けて、人材ビジネス関連の有用な情報を
ご提供させていただく趣旨にて、本メールマガジンを送信させていただい
ております。

  今後の人材サービスの有効的なご利用への一助となれば幸いと存じます
ので何卒よろしくお願い申しあげます。

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1.人手不足解消へ向けた政府の新たな対策 
   ~年収の壁・支援強化パッケージ~

2.ちょっとブレイク
   ~お役立ち?・おもしろ情報のご紹介~
   『 インフルエンザ対策は万全に! 』

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■1.人手不足解消へ向けた政府の新たな対策 
  ~年収の壁・支援強化パッケージ~


 2023年10月に内閣府が示した資料によれば、「就労時間を増やしたくて、
それが可能な労働者」は、日本国内に265万人いるとされ、そのうちの4割
超は就業時間が週35時間未満の女性で、いわゆる「年収の壁」を意識した、
働き方をする人も一定数存在すると試算しました。

  さらに、地域別最低賃金の改定で賃金が引き上げられたことにより、パ
ートやアルバイトなどで働く人たちが、収入を一定の範囲に抑えるために
勤務時間や日数を調整する「就業調整」が加速化することが問題視されて
おります。

 このような実態に、パートやアルバイトの従業員を多く雇用する企業や
経済界から、この問題に対する危機感が表明されたことを背景として、政
府は就労時間を増やしたいのに、給与の手取り額を気にして働けない人へ
向けた支援対策を打ち出しました。

 いわゆる『年収の壁』は年収に応じて複数存在し、税制上、社会保険上
とわかれていることから、以下に内容をまとめました。


年収(万円)種類        かかる項目         扶養内 支援対策
------------------------------------------------------------------
100          税制上   住民税              ○ 
103    税制上   住民税・所得税            ○
106    社会保険上 ※要件満たせば社会保険料   ×    ○
130    社会保険上 要件満たさなくとも社会保険料 ×    ○
150    税制上   配偶者特別控除額の減少    ×
201    税制上   配偶者特別控除額がゼロ    ×
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※106万円超過時の社会保険加入要件
 ・勤務先の従業員数が101人以上(2024年10月以降は51名以上の企業)
 ・週の所定労働時間が20時間以上
 ・月額賃金が88,000円以上(年間約106万円)
 ・2ヶ月を超えて雇用される見込みがある
 ・学生ではない
------------------------------------------------------------------

 この度の政府による支援対策は、上記のとおり要件を満たせば社会保険
に加入する必要がある106万円と、すべての人が社会保険に加入すること
となる130万円、年収の壁の代表格となる2点へむけ、2023年10月より始
まりました。

 政府支援の内容は複雑なため、以下に概要を示します。

○年収106万円の壁対策
  キャリアアップ助成金に新たに「社会保険適用時処遇改善コース」を
  新設
  ・手当支給メニュー
   「社会保険適用促進手当」の支給等により労働者の収入を増加させ
   る場合に事業主に対して助成
  ・労働時間延長メニュー
   所定労働時間の延長により社会保険を適用させる場合に事業主に対
   して助成
  ・上記2つの併用メニュー

○年収130万円の壁対策
  ・事業主の証明による被扶養者認定
   人手不足や繁忙期による一時的な増収により、直近の収入に基づく
   年収の見込みが130万円以上となる場合でも一時的な収入変動であ
         る旨を事業主が証明することで、被扶養者認定が可能

 なお、助成の金額や期間はそれぞれ異なることから、詳細については下
部に記載しております厚労省のHPよりご確認いただきたく存じます。

 さて、『年収の壁、突破へ』というキャッチフレーズとともに始まった
この度の支援対策ですが、その効果に対しては疑問の声があがっているの
も事実です。

 例えば、106万円の壁への対策における手当支給の項目は、対象者は自
己負担なしで将来の年金の増額や各種の保障などが受けられることになる、
との見方もあり、不公平感を生むといった問題も指摘されております。

 あわせて、一時的な効果はあっても、あくまで「つなぎ」の政策である
ことから、抜本的な解消策にはならないとの声もあり、厚生労働大臣の諮
問機関では、2025年の年金法改正に向けて案を取りまとめる予定です。

 具体的には、壁を生む根本原因である第3号被保険者制度の改革が議題
にあがっております。同制度ができた38年前から現在までに共働き世帯が
増えるなど、社会情勢は変化しており、見直しの方向性を示すべきだとの
意見も相次いでおります。

 弊社としましては、会社の法定福利費の負担分や働くスタッフのニーズ
と雇用する企業のニーズを考慮し、社会保険の加入者と加入対象ではない
方で派遣料金に差を設けているケースも多くございます。
  このため、本件に関する今後の動向に注視するとともに、弊社の強みと
する外国籍人材の活用についても「留学」や「家族滞在」の各在留資格で
資格外活動許可を得ている方のご紹介を主として、社会保険加入対象外の
学生や、加入を希望しない傾向の強い家族滞在者等、常に最新の情報を用
いたご提案をおこなってまいります。

                                                     <文責:北上営業所 佐藤 祐>


※厚生労働省HP:年収の壁・支援パッケージ
https://www.mhlw.go.jp/stf/taiou_001_00002.html


■2.ちょっとブレイク  ━━━━━━━━━━━━・・・・・・・・・

~お役立ち?・おもしろ情報のご紹介~

 『 インフルエンザ対策は万全に! 』

 狭山営業所の江下と申します。

毎年秋から冬にかけては、インフルエンザの流行シーズンです。

特に、新型コロナウイルス感染症により、インフルエンザの流行が低調で
あったこと等の影響で、今年は抗体の保有割合が全年齢で低下傾向にある
ことから、インフルエンザの流行が起こりやすい状況にあるとのことです。

そこで今回は、今一度インフルエンザの対策を取り上げたいと思います。

皆さまご存じのとおり、インフルエンザの流行を防ぐ為には、原因となる
ウイルスを体内に侵入させないことや周囲にうつさないようにすることが
重要です。

まず、風邪とインフルエンザの症状の違いについてのおさらいです。
 1)発熱が風邪の症状にくらべて高い(38度以上)
 2)全身症状(頭痛・関節痛・筋肉痛)
 3)急激に発症し、流行時期が、例年12月から3月がピーク
   ※今年については例年より早く本格的な流行が生じました

インフルエンザの種類について、A型・B型・C型と呼ばれる1つの型が
ありその年によって流行するウイルスが違い、A型・B型の感染力はとて
も強く、日本では毎年約1千万人、およそ10人に1人が感染しています。

私は奇跡的にもインフルエンザに感染した事はありませんが、シーズンに
なるとスタッフさんの中から感染してお休みをする人が増加します。
その他にも、本人には症状が出ていないものの、家族全員感染して発熱・
咳などの症状が出ているなどの報告が多くあります。

インフルエンザに感染した場合、軽症で回復する人もいますが、中には肺
炎や脳症などを併発して重症化してしまう人もいます。

特に重症化の危険性が高いケースとしては、以下となります。
 1)高齢者
 2)幼児
 3)妊娠中の女性
 4)持病のある人  

インフルエンザ対策の基本は、以下となります。
 1)正しい手洗い・健康管理
 2)予防接種
 3)適度な湿度保つ
 4)人混みや繁華街への外出を控える
 5)咳エチケットの徹底
 6)早めの医療機関受診

先日、産業医の先生は、特に適度な湿度を保つことが特に重要ですとおっ
しゃっておりました。空気が乾燥するとのどの粘膜の防御機能が低下しま
す。乾燥しやすい室内では、加湿器などを使って、湿度50%~60%を保
つことが効果的です。

以上の内容を実践して「かからない」万が一感染しても「うつさない」対
策をおこない、この感染のピーク時期を健康に、乗り越えましょう!

                            <文責:狭山営業所  江下 勇>


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発行責任者
株式会社ヒューマンアイ 
狭山営業所  太田サテライト(営業推進担当)  羽根  英治

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