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2025/8/15

【株式会社ヒューマンアイ通信】Vol.155 2025年 8月号

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     ☆  株式会社ヒューマンアイ  メルマガ  Vol.155  ☆
                                                2025年8月15日配信

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  平素より格別のお引き立ていただき誠にありがとうございます。

  現在弊社サービスをご利用いただいているお客様及び、以前ご訪問をさ
せていただきました企業様へ向けて、人材ビジネス関連の有用な情報をご
提供させていただく趣旨にて、本メールマガジンを配信させていただいて
おります。

  今後の人材サービスの有効的なご利用への一助となれば幸いと存じます
ので何卒よろしくお願い申しあげます。

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1.令和6年の労災発生状況と背景要因
  ~弊社の安全衛生管理の取り組みについて~

2.ちょっとブレイク
  ~お役立ち?・おもしろ情報のご紹介~
   『音楽を聴くということ』

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■1.令和6年の労災発生状況と背景要因

  ~弊社の安全衛生管理の取り組みについて~

  お取引先の企業様におかれましては、平素より弊社スタッフの安全衛
生管理にご配慮いただき誠にありがとうございます。

  厚生労働省が5月に公表した令和6年(1月~12月)の労災発生状況
における、死亡者数は746人(前年比9人減)と過去最少となった一方、
休業4日以上の死傷者数は、135,718人(前年比347人増)と4年連続で
増加となりました。

  業種別では、死亡者数が製造業、建設業、林業等で増加し、陸上貨物
運送事業、第三次産業で減少しており、休業4日以上の死傷者数が陸上
貨物運送業、第三次産業、林業等で増加、製造業、建設業で減少する結
果となりました。

  また、型別では墜落、転落による死亡災害が昨年より減少したものの、
全体の25%と依然としてもっとも多くを占めており、休業4日以上の死
傷災害では転倒によるものが増加し、全体の27%を占めている状況です。

  背景要因としては、やはり少子高齢化があげられ、厚生労働省の公表
には、令和6年の雇用者全体に占める60歳以上の割合は19.1%となり、
休業4日以上の死傷者数に占める60歳以上の割合は、実に30%におよぶ
ことが記されております。

  弊社といたしましては、このように幅広い年齢層のスタッフ一人ひと
りが安全について考えるきっかけづくりの一環として、安全衛生標語の
募集活動を展開しております。

  今回も多くの応募が寄せられ、受賞作品の社内公表にいたりましたた
め、この場をお借りしてご紹介させていただきます。

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  ○最優秀賞(2作品)
    ・まぁいいか、大丈夫だろう、はあり得ない
    もしかして、念のため、をモットーに!
    ・「大丈夫だろう」はもうやめよう 少しの確認 多くの安心

  ○優秀賞(3作品)
    ・「いつもとちがう」 違和感大事に 要観察
    重大事故を防ぐ 小さな一歩
    ・あなたが気付いた「危ない」で 誰かが助かることもある
    ・意識しよう 今日の自分の慣れと油断 自覚が照らすゼロ災害       

  ○佳作(5作品)
    ・指さし 声だし 手は出さない
    ・常に「自分にも起こり得る」との意識で安全対策
    ・忙しい時ほど冷静に対応しよう みんなで助け合う安全職場
    ・知っているつもり、やっていたつもりが
    積もり積もって安全を脅かす
    ・あれ?と思った考えを 言葉に変えて 伝えよう

※後日、弊社HPにて受賞者のコメントを写真付きで掲載予定です。

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  少し視点を変えますが、これまでのメルマガでもご紹介してまいりま
したとおり、弊社では前述の少子高齢化に伴う労働力不足を補うために、
外国籍人材の活用をご提案させていただいており、弊社スタッフ総数約
3,700名中、約1,500名、およそ4割が外国籍スタッフとなっております。

  全国的に見ても、日本国内における外国人労働者の総数が、令和6年
10月時点のデータで230万2千人に達していることから、外国人労働者の
被災事案も増加しているのが現状です。

  一方、弊社では外国籍スタッフの管理において、専門部署に通訳を採
用し、入職時の作業指導をふくめた安全教育はもちろん、入職後のフォ
ローも徹底することで、労働災害発生率も低い状態で推移しております。

  今後につきましても、安全への教育や指導は、多種多様な働き手の理
解度の平均値でおこなうわけにはいかない、との考えのもとに、日本人
や外国籍人材という国籍を問わず、スタッフ一人ひとりの目線に立った
安全衛生の啓蒙活動を積極的におこなってまいります。


                                  <文責:北上営業所  佐藤  祐>


※厚労省 令和6年 労働災害発生状況について
  https://www.rouhoren.or.jp/Portals/0/pdf/ins/001496729.pdf

※厚労省 高年齢労働者の安全と健康確保のためのガイドライン
  https://www.mhlw.go.jp/content/11300000/000815416.pdf

※厚労省  外国人労働者の安全衛生管理
  https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000186714.html

 

 
■2.ちょっとブレイク  ━━━━━━━━━━━━・・・・・・・・・

  ~お役立ち?・おもしろ情報のご紹介~
『音楽を聴くということ』


  管理本部 経理課の竹内と申します。

  皆さんは気が付くと、つい口ずさんでいたり駅のホームやエレベーター
の中など、ふとした瞬間に頭の中でメロディが流れ出すことはありません
か?特に意識していなかったのに頭の中で何度もリピートされてしまう。
そんな経験が皆さんにもあるのではないでしょうか?

  実はそれらの曲には「耳に残る仕組み」があるのです。
  作曲家は、私たちの記憶に残るように意図的に工夫していることがあり
ます。では、音楽を耳に残す要素とは何なのでしょうか?

  まず一つ目は、「繰り返し」です。
  人間の脳は、同じ音を何度も聴くと、「これは大事な情報だ」と判断し、
自然と記憶に残すようになります。

  CMソングが数秒であっても覚えられるのは、この効果を上手に使って
いるからだと言われています。音を通じてブランドや商品を記憶させる手
法で、企業の広告戦略にもよく活用されています。音による〝記憶マーケ
ティング〟とも言えるかもしれません。

  二つ目は、「予想とのズレ」です。
  あえて少し意外な音を入れることで、脳に軽い驚きを与え、印象を深め
ています。これは〝音のスパイス〟のようなものだと言えるでしょう。

  最近のJ-POPにも多く見られる手法で、たとえば星野源さんの「恋」
のイントロやAメロでは、セブンスコードと呼ばれる、ジャズ風の響きを
持つ和音が使われています。

  聞きなれたコード進行の中に、あえてそういった〝ちょっとクセのある
音〟が混ざることで、耳が自然と引き込まれるのです。

  加えて、メロディと歌詞のリズムを少しずらすような構成もあり、思わ
ずクセになる展開になっています。これも「予想と少し違う」ことによっ
て、脳に強く印象づけられる理由です。

  三つ目は、「感情との結びつき」です。
  思い出の場面と一緒に流れていた曲を聴くと、その記憶が年月を超えて
よみがえることがあります。

  卒業式の合唱や旅先のBGMなど、音楽は心のしおりであるかのように、
聴くだけでその瞬間を思い出し、懐かしい気持ちになるのです。

  さらに音楽には、「解決音」というものがあります。これは音楽理論で
「トニック」と呼ばれ、曲の中で〝戻ってくる場所〟のような存在です。
響きの悪い音の後に、音がトニックに戻ると安定感や安心感が生まれます。

  童謡やJ-POPには、この「帰る音」が多く使われており、「なんと
なく落ち着く曲」には、たいていこの〝帰る感覚〟が組み込まれています。
それが、安心や親しみの正体なのです。

  もう一つ、言葉との相性も重要です。
  日本語は母音が多く流れるように歌いやすいという特徴があり、反対に、
英語の歌は子音の強さや跳ねるリズムが特徴的です。このように言語や文
化によって、音楽のかたちが変わるのはとても興味深い点です。

  最後に、脳科学の視点を少しだけ紹介しましょう。
  音楽を聴くと、脳内の記憶や感情をつかさどる海馬や偏桃体が刺激され
ます。そのため、単なる音の連なりが、感情や体験と結びついて強く記憶
されやすくなるのです。

  さらに、音楽は脳の報酬系も活性化し、聞くこと自体が快感となって繰
り返し聴きたくなる仕組みになっています。

  このように、耳に残る音楽は、心理学、言語、文化、脳科学など、様々
な視点から語ることができます。けれど私たちは、そんな理屈を知らなく
ても、「なんか好き」「また聞きたい」という気持ちで、自然に音楽を楽
しんでいます。

  それこそが音楽のすごさだと思います。
音楽には、言葉を超えて人の心を動かす力があります。耳に残るメロディ
の中には、思っている以上にたくさんの秘密が詰まっているのです。


                                <文責:管理本部経理課 竹内洋子>
 
                                                      
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発行責任者
株式会社ヒューマンアイ 
管理本部 吉崎 佑

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